保育園の園舎で初めての試みであります「お泊り保育」を9/25(金)~26(土)で実施いたしました。
お泊り保育を通して子どもたちが自立心や自信を持ち、友だちとの絆を深め、そして記憶に残る活動になって欲しいという保育士の願いから実施に至りました。
1日目
お泊り保育の話し合いでは「友だちと楽しいことたくさんするんだ!」、「夜寝られるかな…」と、いろいろな表情をみせていた子どもたちでしたが、当日の朝は園でのお泊りを楽しみに元気いっぱい登園してくることができました。
【買い出し】
グループに分かれて2品ずつ夕食の材料を買い物しました。「大根2本だよね」、「ねぎが3本でしょ」とそれぞれ買うものを確認し、店内では「どこにあるかな?」、「こっちじゃない?」と自分たちで食材を探しました。お金も自分たちで払い、満足そうな表情で買ったものを持ち帰りました。
【夕食作り】
ピーラーで皮をむいたり包丁で野菜を切ることやラップおにぎり、きゅうりもみに挑戦しました。保育士の説明をよく聞いて、真剣な表情で丁寧に進めていました。「あぁドキドキした」と包丁で切るのは少し怖かったようですが、力の入れ方、動かし方を伝えるとだんだんと上手になっていました。自分たちで作った食事は、特別おいしかったようで、たくさんおかわりして食べていました。
【影絵】
猿といっしょにダンスをしたりジャンケンをしました。子どもたちも影絵に参加し、見ることも演じることも楽しみました。お友だちがスクリーンにうつると大喜び。大きくなったり小さくなったりする姿に大笑いでした。
【宝探し】
昼に手紙が届き「暗くなったら宝探しするんだよね」と楽しみにしていた子どもたち。グループで指令の書いてある紙を見つけては謎をといて次の指令へ。少し難しかったのですが、「○○なんじゃない?」、「違うよ。○○じゃない?」と友だち同士相談しあって夢中で謎ときを楽しんでいました。最後はみんなの紙を合わせて、地図を作らなければならず「わかった!保育園の地図だ!」とみんなで協力して見事、宝物を見つけました。
【就寝】
夜は不安になるのかな?と心配しましたが、たくさん遊んで疲れたのか、布団に入るとすぐにおやすみモードになっていたさくら組さん。大好きな友だちと一緒に寝るのもうれしかったようで朝までぐっすりでした。
2日目
【起床】
ぐっすり眠って寝起きもスッキリ。歯みがきや着替えもあっという間に終わりました。
【散歩】
朝食まで時間があったので朝のお散歩へ。いつものお散歩とは雰囲気が違い「お店が閉まっているね」、「みんな寝ているのかな?」と小さな声で、お話ししながら歩きました。田んぼの前では「セミかな?」、「コオロギじゃない?」と虫の声に耳を澄ませていました。
【朝食】
朝食は自分で、ツナやジャムをはさんでロールサンドを食べました。お散歩の後で、目もスッキリさめ、おなかがすいたようで「おいしいね!」とたくさん食べていました。
朝食の後は、修了メダルのプレゼント。「お泊り保育どうだった?」と聞くと「楽しかった!」、「またしたい!」と笑顔いっぱいでお迎えを待ちました。
ようとう保育園では、Caring(やさしくする)、Honesty(しょうじきになる)、Respect(人を大切におもう)、Responsibility(できることは自分からする)という4つの想いを大切にしています。今回のお泊り保育を通して、子どもたちがそれらを感じ、考えてもらえたらとても嬉しく思います。これからも子どもたちの健やかな成長を見守っていきたいと思いますので今後ともご理解とご協力をお願い申し上げます。